戦争資料を探しています


 信州戦争資料センターでは、戦時資料を探し、収蔵、後世に伝えていくため整理する作業を続けています。
 古書店やインターネットのオークションサイトで購入するほか、知人やさまざまな人にお願いして、それぞれの品の来歴をうかがいつつ、ご寄贈いただいて収蔵品を充実させてきました。

 戦争資料というと、兵士として戦場に出向かれた方の所持品ばかりに目が行きがちですが、実際はもっと幅広いものです。
 特に、戦時中に多数出された出版物や回覧板、商店のチラシ、行政のポスターなどの印刷物は、どれも貴重なものばかりです。さらに債券や保険の関連品、品不足の中で編み出された代用品、子供のおもちゃ、写真など、どれも戦争の時代を立体的に伝えることの可能な品ばかりです。

 個人での取り組みではありますが、責任を持って後世に引き継ぐこと。散らばっている資料を集めて時代の実情を浮かび上がらせること。そのために、貴重な品を託してもよいという方がおられましたら、ぜひご協力いただきたいのです。
 来歴を丁寧にうかがい、散逸させず、まとまった形で生かさせていただきます。

 個人で働きながらの活動ですので、当面、メールでの受け付けのみとさせていただいております。ご不便をおかけしますが、なにとぞ、趣旨をご理解いただき、一人でも多くの方にご協力いただければ幸いです。オーナーへメールでご連絡ください。

 戦時中の体験記などもご寄贈いただければ幸いです。将来的に、資料を閲覧、本を読めるような、文字通りの「センター」を開設したいと考えております。そのさいの蔵書として、ここに来れば長野県を中心とした戦争の姿がわかる、という場となるよう、役立てさせていただきます。

 皆様のご協力、ぜひお願いいたします。

 @須坂市のOさんから戦後の軍放出品をいただきました(2018年8月28日)



Posted by 信州戦争資料センター at 00:27 │お願い